記事が増えるほどブログが苦しくなる理由｜WordPress記事管理・削除・404エラーの正解【保存版】

WordPressでブログを続けていると、最初は「記事を書くこと」自体が楽しく感じられます。
しかし、記事数が増えてくるにつれ、次のような悩みを抱える人が非常に多くなります。

• 記事が増えすぎて、更新や管理に時間を取られる
• 昔の記事が古くなっているのが気になる
• 人気がなくなった記事を削除したいが、SEOが不安
• 404エラーは検索順位に悪影響なのか？
• 一度作ったパーマリンクは消してもいいのか？

この記事では、ブログを長期運営する人が必ず直面する「記事整理・削除・URL管理」の正解を、SEOの観点からわかりやすく解説します。

記事が増えるほど管理が大変になる本当の原因

多くの人が勘違いしがちですが、問題は「記事数」ではありません。
問題は、すべての記事を同じ熱量で管理しようとすることです。

プロや長期運営者は、記事を次の3つに分けて考えています。

① キラーページ（資産記事）

• 安定した検索流入がある
• サイトの評価や収益の中心
• 年に1〜2回は更新する価値がある

👉 全体の5〜10％程度で十分です。

② サポート記事（準資産）

• キラーページを補強する目的
• 内部リンクで役割を果たす
• 細かい更新は不要

③ 放置記事（過去ネタ・思いつき記事）

• 時代性が強い
• 検索需要がなくなっている
• 更新しない前提でOK

すべてを更新しようとする必要はありません。
むしろ「更新しない記事を決める」ことが、運営を楽にします。

人気がなくなった記事を削除するとSEO的にマイナス？

結論から言うと、404エラーそのものはSEO的に即マイナスではありません。

Googleは次のように考えています。

• 意図的に削除されたページの404は問題なし
• ただし、内部リンクや被リンクが残ったままの404は評価を下げる可能性がある

つまり、404が問題なのではなく「放置」が問題なのです。

記事を削除する時の正しい処理方法（超重要）

❌ やってはいけない例

• 何も考えず削除して404放置
• 無関係なトップページへリダイレクト

これらはユーザー体験・SEOの両方に悪影響です。

✅ 正しい削除パターン3つ

① 内容が近い記事がある場合 → 301リダイレクト

評価・被リンクを引き継げる最優先の方法です。

② 検索ニーズが完全に消えた場合 → 410 Gone

「意図的に削除した」ことを検索エンジンに明確に伝えられます。

③ 将来使う可能性がある → noindex

URLを残しつつ、SEO評価の対象外にできます。

一度作ったパーマリンクは消してもいいのか？

答えは YES。ただし条件付き です。

状況	正しい対応
被リンクがある	301リダイレクト
内部リンクがある	リンク修正＋301
流入がほぼない	410 Gone
再利用予定	noindex

何もせずに消すのだけはNGと覚えておきましょう。

実務で使えるおすすめ運用ルール

長期運営者ほど、次のルールが効きます。

記事削除の目安

• Search Consoleで6か月以上検索流入ゼロ
• 内部リンクなし
• 今後も需要が見込めない

👉 統合 or 410で整理

更新ルール

• 月1回：キラーページだけ更新
• その他の記事は基本放置

新規記事作成ルール

• 「どのキラーページにリンクするか」を決めてから書く
• 単独で孤立する記事は作らない

まとめ｜ブログは「書き続ける」より「整理できる人」が勝つ

• 記事数が増えたら、更新より整理が重要
• 404エラーは放置しなければ問題なし
• 削除時は301・410・noindexを使い分ける
• パーマリンクは消していいが、必ず出口設計をする

ブログ運営で疲れてきたと感じたら、
「もっと書く」ではなく「減らす・まとめる」を意識してみてください。

それだけで、SEOも運営効率も大きく改善します。