Bingは日本でどこまで増えた?2024→2026年の検索シェアの変化を比較

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「検索といえばGoogle」というのが、長い間、日本のインターネット利用では当たり前のように考えられてきました。
ところが、2025年から2026年にかけて、検索市場に少し気になる変化が起きています。
それがBingのシェア拡大です。
特に注目したいのがパソコンです。
StatCounterのデータを見ると、2026年8月の日本における検索エンジンシェアは、全デバイスでGoogle 63.02%、Bing 28.29%、Yahoo! 6.96%。
そしてデスクトップだけを見ると、Google 55.09%、Bing 39.80%、Yahoo! 3.84%となっています。
つまり、現在の日本では、
スマホはGoogle中心、PCではBingの存在感がかなり大きい
という構造が見えてきます。
この記事では、2024年から2026年にかけて日本のBingシェアがどのように変化したのか、PCとスマホの違い、Bingが伸びた背景、そしてブログ・SEOでは何を考えるべきなのかを整理します。
- 1. まず結論:Bingは「日本で無視できない検索エンジン」になった
- 2. 2024年、日本のBingはどのくらいだった?
- 3. 2024→2026年で、Bingはどこまで増えた?
- 3.1. 日本のBingシェア
- 4. なぜBingが日本のPCで伸びているのか?
- 5. Windows 11時代になってPC検索の環境が変わった
- 6. もう一つの変化「AI検索」
- 7. 2026年、日本では「Google一強」ではなくなったのか?
- 8. ブロガーにとって重要なのは「市場シェア」より自分のアクセス
- 9. 特にPC・Windows系ブログはBingを意識したい
- 10. Bing SEOで特別な記事を書く必要があるのか?
- 10.1. 悪い例
- 10.2. 良い例
- 11. 「Bing向けSEO」より「検索エンジンに依存しすぎない記事」が重要
- 12. Bingの検索シェアが増えたからこそ「検索流入の分散」を考える
- 13. Google Search Consoleだけでは検索市場全体は見えない
- 14. Bing Webmaster Toolsも確認しておきたい
- 15. 2026年の日本の検索市場を整理すると
- 15.1. スマートフォン
- 15.2. パソコン
- 15.3. 日本全体
- 16. 2024年と2026年で変わったのは「検索する場所」
- 17. これからのブログ運営で意識したい5つのこと
- 17.1. 1.Googleだけでアクセスを判断しない
- 17.2. 2.PC向け記事ではBingも意識する
- 17.3. 3.検索エンジン別に記事を量産しない
- 17.4. 4.検索以外の入口も育てる
- 17.5. 5.検索エンジンの変化を定期的に確認する
- 18. まとめ:Bingは「第2の検索エンジン」からPCではかなり身近な存在へ
まず結論:Bingは「日本で無視できない検索エンジン」になった
2026年8月のStatCounterを見ると、日本の検索エンジンシェアは次のようになっています。
| 検索エンジン | 日本・全デバイス |
|---|---|
| 63.02% | |
| Bing | 28.29% |
| Yahoo! | 6.96% |
| DuckDuckGo | 0.74% |
| YANDEX | 0.40% |
| CocCoc | 0.35% |
Bingが約28%という数字を見ると、「本当にそんなにBingが使われているの?」と思う人もいるかもしれません。
ここで重要なのが、デバイスによって状況が大きく違うことです。
2026年8月のデスクトップでは、
| 検索エンジン | デスクトップ |
|---|---|
| 55.09% | |
| Bing | 39.80% |
| Yahoo! | 3.84% |
となっています。
一方、モバイルでは、
| 検索エンジン | モバイル |
|---|---|
| 82.13% | |
| Yahoo! | 14.17% |
| Bing | 0.91% |
です。
この差は非常に大きいですね。
Bingの伸びを理解するには、日本全体の数字だけを見るのではなく、PCとスマホを分けて考えることが重要です。
2024年、日本のBingはどのくらいだった?
2024年の状況を見ると、現在との違いがさらに分かります。
2024年の日本のデスクトップ検索では、年間データとしてGoogle約73%、Bing約18%、Yahoo!約7%という数字が紹介されています。
また、2024年の日本の検索市場全体については、StatCounterのデータをもとにした資料で、Google 80.2%、Yahoo! 10.18%、Bing 8.19%という数字も確認できます。
ここで注意したいのは、デスクトップと全デバイスでは数字が大きく違うことです。
スマートフォンではGoogleが圧倒的に強いため、PCだけを見る場合と、日本全体を見る場合ではBingの比率が変わります。
したがって、
「2024年はBingが約8%だったのに、2026年は28%になった」
という単純な比較だけではなく、
「PCを中心にBingの存在感が急速に大きくなった」
と理解するほうが実態をつかみやすいでしょう。
2024→2026年で、Bingはどこまで増えた?
比較すると、大きな変化が見えてきます。
日本のBingシェア
| 時期・条件 | Bing |
|---|---|
| 2024年・全体の目安 | 約8% |
| 2024年・デスクトップ | 約18% |
| 2026年8月・全デバイス | 28.29% |
| 2026年8月・デスクトップ | 39.80% |
| 2026年8月・モバイル | 0.91% |
2024年のデスクトップ約18%に対して、2026年8月は39.80%。
単純なポイント差では約22ポイントです。
一方、スマートフォンでは2026年8月でも0.91%にとどまっています。
つまり、今回の変化を一言で表現すると、
「Bingが日本のスマホ検索を奪った」のではなく、「PC検索で急速に存在感を高めた」
ということになります。
なぜBingが日本のPCで伸びているのか?
では、なぜBingのシェアがここまで変化したのでしょうか。
一つの重要な要因として考えられるのが、WindowsとMicrosoft Edgeとの組み合わせです。
総務省の「令和7年版 情報通信白書」でも、Microsoft Edgeがデフォルトの検索サービスとしてBingを設定していることが、Bingのシェア拡大に貢献していると考えられる、と説明されています。
Microsoft自身も、EdgeではBingを既定の検索エンジンとして利用でき、Windowsとの連携を含めた検索体験を提供していると説明しています。
つまり、
Windows PC
↓
Microsoft Edge
↓
Bing
という導線が存在します。
PCを購入した人が、ブラウザや検索エンジンの設定を特に変更しなければ、そのままBingを使う可能性があります。
これはスマートフォンとは大きく違うところです。
Windows 11時代になってPC検索の環境が変わった
さらに2025年にはWindows 10のサポート終了もあり、Windows 11への移行が進みました。
Windows 11ではMicrosoft EdgeやMicrosoftの各種サービスとの連携が強く、Microsoft側の検索環境が以前より身近になっています。
2026年の日本の検索市場について、アウンコンサルティングも、PC検索ではGoogleのシェア低下とBingの上昇が見られ、その背景の可能性としてWindows 11への移行やMicrosoft Edge・Bingとの連携を挙げています。
ただし、ここは注意が必要です。
「Windows 11になったからBingがこれだけ増えた」と因果関係を断定することはできません。
StatCounterの数字は変化を示しますが、その変化の原因を直接説明する統計ではないからです。
したがって、
Windows 11・Edge・Bingの連携が、Bingの利用拡大の一因になっている可能性がある
くらいに捉えるのが適切です。
もう一つの変化「AI検索」
2024年から2026年にかけて、検索そのものの意味も変わってきました。
その中心にあるのがAIです。
MicrosoftはBingとAI機能を組み合わせ、検索結果を単純なリンク一覧として表示するだけではなく、質問に対する回答を生成する方向へサービスを発展させています。
これはGoogleだけでなく、検索市場全体に起きている変化です。
そのため現在は、
検索エンジン=10個のリンクを表示するもの
という時代から、
検索エンジン=情報を探し、整理し、回答する入口
へ変化しています。
ただし、AI検索の利用拡大とBingのシェア拡大を直接結び付けることには注意が必要です。
2026年のStatCounterのデータでは、日本のBingシェアが大きく変動していますが、StatCounter自身の市場シェアデータは「なぜ変化したのか」までは説明しません。
したがって、AIだけをBing急伸の理由と考えるのは早計です。
2026年、日本では「Google一強」ではなくなったのか?
ここは非常に重要なポイントです。
Bingが伸びたからといって、
「Googleが終わった」
という話ではありません。
2026年8月の日本全体では、Googleが63.02%で依然として最大です。
Bingは28.29%です。
さらにスマートフォンではGoogleが82.13%です。
したがって、日本全体で見るとGoogleの存在感は依然として非常に大きいと言えます。
一方で、PCだけを見ると、
Google 55.09%
Bing 39.80%
です。
GoogleとBingの差は約15ポイントまで縮まっています。
これはブログ運営者にとって無視しにくい変化です。
ブロガーにとって重要なのは「市場シェア」より自分のアクセス
ここでSEOを考えてみましょう。
検索市場全体でBingが28%だからといって、
自分のサイトにも28%のBing流入が来る
わけではありません。
これは非常に重要です。
例えば、
- スマホユーザーが多いサイト
- 若年層向けサイト
- PCユーザーが多いサイト
- Windowsユーザーが多いサイト
- ビジネスユーザー向けサイト
- 教育・ICT関連サイト
では、検索エンジンの構成が変わる可能性があります。
したがって、
「日本のBingシェアが何%だから、自分のサイトもBing対策を何%やる」
という考え方ではなく、
自分のサイトに実際にどの検索エンジンから訪問者が来ているか
を見ることが重要です。
特にPC・Windows系ブログはBingを意識したい
ここは、PC系ブログを運営している人にとって重要なポイントです。
例えば、
- Windows 11
- Microsoft Edge
- Excel
- Word
- OneDrive
- Microsoftアカウント
- PCトラブル
- Windows Update
- Bluetooth
- プリンター
- Wi-Fi
- パソコン設定
といったテーマは、PC利用者との相性が高いジャンルです。
そして現在の日本では、PC検索におけるBingのシェアが約4割まで上昇しています。
そのため、PC系ブログの場合、
Googleだけを見てSEOを考える
という考え方は、以前よりも注意が必要になっています。
Bing SEOで特別な記事を書く必要があるのか?
では、Bing対策のためにGoogleとはまったく違う記事を書くべきなのでしょうか。
基本的には、そう考える必要はありません。
むしろ重要なのは、
検索ユーザーの疑問に対して、明確で役に立つ情報を提供すること
です。
例えば、
「Windows Updateが終わらない」
という記事を書くなら、
悪い例
「Windows Updateが終わらないときの対処法」
だけを書いて、一般論を大量に並べる。
良い例
- まず何分待つべきか
- どこを確認するか
- 再起動してよいのか
- 更新履歴を見る方法
- 空き容量の確認
- Windows Updateトラブルシューティング
- セキュリティソフトとの関係
- 最後の手段
- やってはいけないこと
まで順序立てて説明する。
このような問題解決型コンテンツは、検索エンジンがGoogleであってもBingであっても、読者にとって価値があります。
「Bing向けSEO」より「検索エンジンに依存しすぎない記事」が重要
現在のSEOでは、
Google用の記事
Bing用の記事
と完全に分けるより、
どの検索エンジンから来ても役立つ記事
を作るほうが合理的です。
特に、
- 結論が早い
- 見出しが明確
- 手順が整理されている
- 実際の画面を説明している
- 失敗例がある
- 注意点がある
- 更新日を管理している
- 古い情報を放置しない
といった要素は、検索エンジンの種類にかかわらず読者にとって重要です。
Bingの検索シェアが増えたからこそ「検索流入の分散」を考える
ブログ運営では、検索エンジンを一つだけに依存するリスクもあります。
Googleから100%近くアクセスが来ているサイトは、Google側のアルゴリズム変更の影響を受けやすくなります。
一方、
- Bing
- Yahoo!
- SNS
- YouTube
- ダイレクト流入
- 他サイトからのリンク
- AI経由
など、複数の入口があれば、アクセス経路を分散できます。
もちろん、検索シェアだけを見てBing対策に大量の時間を投入する必要はありません。
重要なのは、
自分のサイトにどこからアクセスが来ているのかを確認すること
です。
Google Search Consoleだけでは検索市場全体は見えない
ここもブログ運営者が知っておきたいポイントです。
Google Search ConsoleはGoogle検索についてのデータを見るためのツールです。
したがって、
Google Search Consoleのクリック数=検索市場全体からのクリック数
ではありません。
BingやYahoo!からの検索流入は、Google Search Consoleの数字には含まれません。
そのため、アクセス解析を見るときには、
- Google検索
- Bing
- Yahoo!
- SNS
- ダイレクト
- 外部サイト
などを分けて確認することが重要です。
Bing Webmaster Toolsも確認しておきたい
Bingからの検索流入を取りに行くなら、Bing Webmaster Toolsも確認しておきたいところです。
GoogleにはGoogle Search Consoleがあります。
BingにはBing Webmaster Toolsがあります。
基本的な考え方は、
Google Search Console
→ Google検索でのインデックス・検索パフォーマンスを確認
Bing Webmaster Tools
→ Bing検索でのインデックス・検索パフォーマンスを確認
という使い分けです。
Bingを重要な流入経路として考えるのであれば、サイトマップやクロール、インデックス状況などを確認しておく価値があります。
2026年の日本の検索市場を整理すると
ここまでの話を整理すると、次のようになります。
スマートフォン
Googleが圧倒的。
2026年8月ではGoogle 82.13%、Bing 0.91%。
パソコン
Bingの存在感が非常に大きくなった。
2026年8月ではGoogle 55.09%、Bing 39.80%。
日本全体
Googleが依然として最大。
ただしBingも28.29%まで上昇。
この3つを分けて考えることが大切です。
2024年と2026年で変わったのは「検索する場所」
2024年頃までは、
「日本の検索=Google中心」
という理解でも、それほど大きな問題はありませんでした。
しかし2026年になると、
「スマホはGoogle中心だが、PCではBingがかなり強くなっている」
という状況になっています。
つまり、検索エンジンそのものだけでなく、
どの端末から検索するのか
という視点が重要になってきました。
これはSEOを考えるうえでも大きな変化です。
これからのブログ運営で意識したい5つのこと
1.Googleだけでアクセスを判断しない
Google Search Consoleは重要ですが、それだけで検索市場全体を判断しないようにします。
アクセス解析で検索エンジン別の流入も確認しましょう。
2.PC向け記事ではBingも意識する
特に、
- Windows
- Microsoft
- Office
- PCトラブル
- ネットワーク
- セキュリティ
- PC設定
などの記事では、Bingからの流入も確認する価値があります。
3.検索エンジン別に記事を量産しない
「Google用」「Bing用」と記事を分ける必要は基本的にありません。
まずは読者の問題をきちんと解決すること。
これがSEOの基本です。
4.検索以外の入口も育てる
SEOだけに依存せず、
- SNS
- YouTube
- メール
- ブックマーク
- 内部リンク
- 外部リンク
など、複数の流入経路を持つことも重要です。
5.検索エンジンの変化を定期的に確認する
検索市場は固定されたものではありません。
2024年には「PCでBingが約18%」だったものが、2026年8月には約40%まで上昇しています。
この変化を見ると、検索市場を数年前の常識だけで判断することは危険だと分かります。
まとめ:Bingは「第2の検索エンジン」からPCではかなり身近な存在へ
2024年から2026年にかけて、日本のBingは大きく存在感を高めました。
特に重要なのは、PCとスマホで状況がまったく違うことです。
2026年8月のStatCounterでは、
- 日本全体:Bing 28.29%
- デスクトップ:Bing 39.80%
- モバイル:Bing 0.91%
となっています。
つまり、
「Bingが日本でGoogleを追い抜いた」という話ではない。
しかし、
「PC検索におけるBingの存在感が、以前とは比較にならないほど大きくなった」
ということは、データから確認できます。
特にWindows・PC・Microsoft関連の情報を扱うブログでは、この変化を無視する理由は少なくなっています。
ただし、Bingの市場シェアと自分のブログへの流入割合は別物です。
最終的に見るべきなのは、
「日本全体でBingが何%か」ではなく、
「自分のサイトにはGoogle・Bing・Yahoo!から、それぞれ何人来ているか」
です。
検索市場の変化を知り、自分のサイトのアクセスデータと照らし合わせる。
これからのSEOでは、この視点がますます重要になっていくでしょう。

